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算命学

算命学 12大従星とは|エネルギー値の違いと12星それぞれの意味

VEIL編集部 監修

この記事のポイント

算命学の12大従星(天将星・天禄星・天印星・天馳星など)を全て解説。エネルギー値(生命力の強弱)の概念、各星の気質・強みと弱み、人体星図での配置の読み方、大運での移り変わりまで網羅。

算命学の命式を読むとき、多くの人が最初に目を向けるのは「主星」だ。しかし命式にはもう一つの重要な軸がある。「十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)」だ。

主星が「どんな気質・才能の方向性を持つか」を示すのに対し、十二大従星は「どれほどのエネルギー(生命力)でそれを実現しようとするか」を示す。同じ主星を持つ人でも、従星によってそのエネルギーの発揮の仕方は大きく変わる。

12大従星とは

算命学における従星の役割

算命学では命式を「主星(主性)」と「従星(従性)」の組み合わせで読み解く。主星が才能・気質の核であり、従星はそのエネルギーの量と質を規定する。

算命学の体系を整えた高尾義政の著作(宗家系算命学の教材)では、十二大従星は「生命エネルギーの発達段階」として位置づけられている。人の一生のサイクル(誕生から老死まで)に対応する12段階があり、それぞれの段階が固有のエネルギー特性を持つという発想だ。

エネルギー値の概念

十二大従星にはそれぞれ「エネルギー値」とも呼べる生命力の強弱がある。

エネルギー値が高い星を持つ人は、行動力・精神的なタフさ・プレッシャーへの耐性が強い傾向がある。エネルギー値が低い星は「弱い」ということではなく、「内向き」「繊細」「精神性が高い」という特性として現れやすい。

エネルギー値の高低は、命式の5つの宮(年干・月干・日干・年支・月支)それぞれに置かれた従星のバランスで総合的に判断する。一つの宮だけで判断しない点が重要だ。

12星それぞれの解説

天将星(てんしょうせい)

発達段階: 青壮年・最盛期 エネルギー: 最高値

12大従星の中でも最もエネルギーが強い星。強い意志と行動力を持ち、目標に向かって突き進む力がある。リーダー気質が強く、困難な状況でも怯まない精神的なタフさが特徴だ。プレッシャーの中でこそ力を発揮するタイプ。

強みはその突破力と推進力。一方で、エネルギーが強すぎると頑固・強引という評価につながることもある。天将星を持つ人は「力の使い所」を意識すると、エネルギーがより良い方向に向かいやすい。

天禄星(てんろくせい)

発達段階: 壮年・安定期 エネルギー:

安定と蓄積のエネルギーを持つ星。コツコツと積み上げる力があり、長期的な目標に向けて着実に努力できる。物事を継続させる力に優れ、揺るがない安心感を周囲に与える存在になりやすい。

経済的な安定を大切にし、堅実な選択を好む傾向がある。変化よりも安定を選ぶため、急激な環境の変化が苦手な面もある。組織の中で「縁の下の力持ち」として信頼される人材になりやすい。

天極星(てんごくせい)

発達段階: 熟年・成熟期 エネルギー:

円熟した知性と包容力を持つ星。豊富な経験を活かした判断力があり、人の器が問われる場面で力を発揮する。対人関係のバランス感覚が優れ、調停・仲裁の役割を自然に担うことが多い。

成熟したエネルギーのため、若いうちよりも経験を重ねるほど輝きを増すタイプ。早咲きよりも晩成型の傾向がある。

天貴星(てんきせい)

発達段階: 青年期・成長期 エネルギー: 中高

若々しいエネルギーと高い理想を持つ星。純粋さと向上心が特徴で、何かを「よりよくしたい」という意欲が行動の原動力になる。美意識や品格を大切にし、粗雑なものを好まない繊細さもある。

理想が高いがゆえに、現実とのギャップに苦しむことがある。完璧を求めすぎず「今の自分」を認める練習が、このエネルギーを活かす鍵になりやすい。

天恍星(てんこうせい)

発達段階: 少年期・探索期 エネルギー:

好奇心と自由を愛する星。決まった枠に収まらず、さまざまな方向に興味が向く。変化への適応力が高く、新しい環境や人との出会いに活力を見出す。

一点集中が苦手で、複数のことを同時に進めやすい。これが「広くて浅い」という評価につながることもあるが、逆に見れば「多様な繋がりを持つネットワーカー」としての強みでもある。

天南星(てんなんせい)

発達段階: 幼年期・始まり エネルギー:

純粋さと直感を持つ星。打算なく動き、感じたままに表現する真っ直ぐさがある。初めての体験に喜びを見出し、場を活気づける存在になりやすい。

大人になっても子どもの心(初心)を持ち続けるという特性は、クリエイティブな仕事や人を楽しませる役割で大きな強みになる。一方で、継続と安定が求められる環境では努力が必要な面もある。

天将星(てんしょうせい)の対極:天堂星(てんどうせい)

発達段階: 晩年・内省期 エネルギー: 中低

精神性と内省力を持つ星。外向きに動くよりも、内側で深く考え、感じ、理解するエネルギーに優れる。哲学的・霊的な思索を好む傾向があり、目に見えない世界への感受性が高い。

組織や集団の中で目立つ役割よりも、一人で深く掘り下げる仕事やサポート役として才能が発揮されやすい。

天胡星(てんこせい)

発達段階: 退行期・停滞期 エネルギー: 低中

不思議な縁と感受性を持つ星。論理よりも直感、計画よりも流れに乗る力がある。時代の空気を読む感覚が鋭く、人の気持ちを汲み取る共感力が高い。

エネルギーが内向きのため、自分のペースを大切にする環境が大切。他人に合わせすぎると消耗しやすいが、自分らしい場所を見つけると独自の力を発揮する。

天印星(てんいんせい)

発達段階: 消滅期・浄化 エネルギー:

精神と魂の深みを持つ星。12大従星の中でもっとも静かなエネルギー。目に見える成果よりも、精神的な豊かさや人の役に立つことに価値を見出す。

医療・福祉・芸術・宗教など、人の魂に触れる領域でその力が発揮されやすい。「弱い」と評価されることもあるが、その静けさの中に深い洞察と慈悲の力がある。

天馳星(てんそうせい)

発達段階: 解放期・超越 エネルギー: 変動大

流浪と自由を宿す星。既存の枠を超えて動こうとするエネルギーが特徴で、特定の場所・関係・立場に縛られることを好まない。変化と移動の中でこそ力を発揮するタイプ。

縛られない自由の代わりに、一か所に根を下ろす安定を得にくい面がある。この星を持つ人は「変化そのもの」を強みとして活かせる環境が合っている。

天禄星と天将星の間:天報星(てんほうせい)・天極星

算命学の体系によって12大従星の名称や順序に若干の差異がある場合がある。高尾義政の宗家系算命学を基準にした場合の体系が最も広く参照されているが、流派によって呼称が異なる星もある。

複数の文献を横断して学ぶ際は、どの流派・体系に基づいているかを確認しながら読み進めることをすすめる。

主星との関係性

主星と従星の掛け合わせ

主星が「何を目指すか」の方向性なら、従星は「どれほどの勢いでそこへ向かうか」のエンジン出力だ。

たとえば「主星が貫索星(自立・独立)」で「従星が天将星(最高エネルギー)」の組み合わせなら、一度決めた道を強烈な意志で進み続ける強固な独立者像が浮かぶ。同じ貫索星でも「従星が天印星(低エネルギー・精神性)」なら、静かに独自の世界を深めていく内向きの独立者になりやすい。

人体星図での配置

十二大従星は人体星図の5つの宮それぞれに配置される。どの宮にどの従星が置かれるかによって、「どの領域でそのエネルギーが発揮されやすいか」が変わる。

  • 日干から算出する中央の宮: 自己の本質的なエネルギー
  • 年干・月干から算出する北・南の宮: 社会性・才能の領域でのエネルギー
  • 年支・月支から算出する東・西の宮: 行動・仕事・受け取りの領域でのエネルギー

命式全体の従星バランスを見ると、その人がどの領域に多くのエネルギーを持つかが見えてくる。

命式の読み方全般については算命学の命式の見方|陰占・陽占・人体星図を初心者向けに解説で詳しく解説している。

大運での移り変わり

大運(10年周期)が変わると、その大運に対応する従星も変わる。たとえば「天将星の大運」から「天印星の大運」に移行する10年は、外向きの行動力よりも内向きの精神性が問われる時期に入るというシグナルになる。

大運の従星が命式の従星と同じ種類の場合、そのエネルギーが一時的に強調される。命式に天将星が多い人が天将星の大運に入れば、エネルギーがさらに強まり、大きな行動の時期が訪れやすい。

大運の読み方全般については算命学の大運|10年周期の読み方を参照してほしい。

よくある質問

12大従星はどうやって自分のものを確認しますか?

12大従星は命式の各柱(年柱・月柱・日柱の天干と地支)から算出します。日干と各柱の地支の関係から「通変星表(十二大従星の対応表)」を使って割り出すため、専門的な計算が必要です。まず算命学とは|無料で主星を自動計算で主星(日干)を確認し、算命学専門のツールや鑑定師に命式全体を出してもらうと確実です。

エネルギー値が低い従星は不利ですか?

エネルギー値の高低は「有利・不利」で判断するものではありません。エネルギーが高い星は行動力・タフさが強みですが、消耗しやすい面もあります。エネルギーが低い星は繊細・精神性が高く、外の世界には弱く見えても内側に深い洞察力を持ちます。それぞれの特性に合った環境や仕事を選ぶことで、どの従星も固有の力を発揮できます。

天将星と天馳星、どちらが良い従星ですか?

どちらが良いという比較はできません。天将星は最高エネルギーを持ちますが、集団や組織の中での摩擦も生じやすい。天馳星は縛られない自由のエネルギーを持ちますが、安定を求める環境には合わないことがあります。自分の人生のスタイルや目指す方向性によって、どちらの特性がより活きるかが変わります。

12大従星は算命学と四柱推命で同じですか?

12大従星は算命学独自の体系です。四柱推命にも「12運星(長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養)」という類似した概念がありますが、名称・解釈・計算方法が異なります。算命学における12大従星は高尾義政の体系化を経た独自のものです。

12大従星はすべての宮(ポジション)に必ず違う星が入りますか?

同じ従星が複数の宮に入ることがあります。命式の複数の宮に同じ従星が集中する場合、その従星の特性がとりわけ強く現れると解釈します。たとえば人体星図の5か所すべてに天将星が入る命式(実際には稀ですが)は、強烈なエネルギーと強さを持つ一方で、繊細さや柔軟性が不足しやすいという読み方になります。

12大従星は恋愛・結婚の相性にも関係しますか?

はい。算命学の相性診断では主星(五行の相生・相剋)だけでなく、従星のエネルギーバランスも参照することがあります。たとえば天将星(高エネルギー)同士の組み合わせは両者の意志がぶつかりやすく、エネルギーの使い方を意識しないと摩擦が生じやすいとされます。相性の基本は算命学 相性占いで確認できます。

算命学をさらに深く学ぶ

12大従星を理解すると、命式の読み解きが立体的になる。次は宿命全体の構造と命式の見方を押さえておくと、さらに理解が深まる。

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